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北海道SHS会・第28回全道大会が開催されました

2019.10.03

2年ぶりの全道大会

会場には多くの会員が集まった


北海道SHS会は9月6日、JR札幌駅近くにある、TKP札幌駅カンファレンスセンターで令和元年度、第28回全道大会を開催しました。
昨年の大会は北海道胆振東部地震のため、やむなく中止となっており、2年ぶりの開催です。

あいさつする首藤一弘会長


首藤一弘会長は「北海道胆振東部地震から本日でまる1年経った。今も1300人の方が避難生活を送っており、札幌市内でも道路の補修が続くなど、地震の爪痕がまだ残っている」と被災地に思いをはせました。また、「『北海道SHS会のホームページを見た』と当社に来られる人も増えてきている。ホームページによる広報・宣伝の効果を最大限高められるように、今後も取り組みを進めていきたい」とあいさつしました。

荒田淳一部長


続いて、デュポン・スタイロ(株)北日本営業部の荒田淳一部長があいさつしました。
「2019年5月に新会社のデュポン・スタイロ(株)がスタートした。今後もスタイロフォーム製品の安定供給に務め、北海道SHS会の発展にお手伝いをしたい。シロアリ被害を軽減する基礎断熱材・スタイロフォームATの発売開始以来15年が経つ。今日の研修では、北海道でも注意喚起がされている基礎断熱の防蟻対策についてきちんと説明したい」とあいさつしました。
 
次に、事務局から北海道SHS会の令和元年度(2019年度)の本支部活動の事業経過報告が行われました。
その中で、SHS工法の受注棟数は、今年1~8月で年間目標の77%に達し、年度末まで4ヶ月を残していることを考えると、とても順調に推移していることが発表されました。
また新しい正会員として、高性能で低価格、デザインが良くてZEH対応可能な住宅を売りにする(株)セレクション(江別市、池田健太郎社長)が入会しました。

14年後も防蟻効果が持続するスタイロフォームAT

松本崇氏


最後に研修として、デュポン・スタイロ製品技術部の松本祟氏が「シロアリ被害の現状とその対策について」をテーマに講演しました。
 
それによると、シロアリには主にイエシロアリ、ヤマトシロアリ、アメリカカンザイシロアリの3種類あり、北海道でも北部の一部を除いてシロアリが生息しています。ただし、北海道で生息しているのはヤマトシロアリのみ。ヤマトシロアリは、湿気のある木材を好み、通気胴縁などを通じて2階まで被害が拡大する場合もあります。ヤマトシロアリの発生事例は道内あちこちで報告されており、シロアリ対策を講じる必要があります。
 
シロアリ被害予防のためには、基礎断熱材用に防蟻剤を含んだスタイロフォームATの使用を推奨しています。断熱材自体に安全性の高い防蟻薬剤が含まれているため、断熱材が蟻道(ぎどう)として使われる食害の心配がほとんどないそうです。また、雨など水に対する防蟻剤の流出・拡散もほとんどなく、揮発性も低いため防蟻効果が長持ちするのも大きなメリットです。
 

スタイロフォームAT(デュポン・スタイロホームページより)


同社では15年前のスタイロフォームAT発売開始以来、製品の長期評価試験を行っています。スタイロフォームATを屋外で施工した試験体は、施工後14年経過した現在でも製品内に蟻道を形成した形跡が見あたらず、防蟻薬剤も減少していません。防蟻効果が長期間持続していることになります。
 
こうした防蟻効果を長期間保つには、同製品の使用だけでなく、配管貫通部回りなどに専用接着剤「AT-02」を使用するなど、同社が指定した正しい施工手順を守る必要があります。指定された施工を行えば、スタイロフォームATやAT-02の食害が原因で損害が生じた場合、10年保証が適用されます。それぐらいこの製品に自信があるということです。
 
研修が終わった後は、懇親会を行い、会員同士が親睦を図りました。

北海道SHS会員が積極的に話し合う技術研修会を開催しました

2019.06.30

現場見学の後、記念撮影


北海道SHS会は6月13日午後、第1回技術研修会を開催しました、会員ら約50名が参加した研修の前半は、参加者がバスに乗って会員工務店が建築している途中の住宅現場を見学し、後半は会議室を借りて現場見学のまとめとディスカッション、そして最後に国の住宅政策やSHS会会員の住宅性能について学びました。

会としての研修はこれまでも定期的に行っていましたが、講師を招いて技術や国の施策について話すのを会員が聞いて勉強する、という形式でした。


真面目な会員が多いので、今までのやり方でも良かったのですが、会員同士の交流を深め、議論を活発にするためには、受身的に人の話を聞くだけでなく、他の会員の住宅施工現場を見学して気づきをもらい、疑問点や感じたことを会員同士で話し合う。そういう積極的な雰囲気を創ることで技術力の向上を図りたいと始めたのが今回の研修会です。

北海道SHS会では、最初の頃は会員が現場を見せ合っていました。やがてSHS工法が定着してくると「もう必要ない」と考えたのかもしれません。あまり行われなくなりました。

一行はバスでまず江別へ


しかし会が発足して30年が経ち、経営者が交代する会員も増えました。先人が苦労して編み出した工夫などを、こうした研修会を通じて若い世代に伝えていきたいという思いもあります。

建築中の現場で床組みや防水施工などをじっくり見学

現場のそばは緑あふれる公園


さて研修会当日は、会員はバスに乗って江別市内にある拓友建設(株)さんの現場に向かいました。到着した場所は目の前に公園があり、静かで落ち着いた雰囲気の住宅街でした。


現場は、外壁下地に外張り断熱材の青いスタイロエースをほぼ張り終えた直後。この後に外壁を張り、内部の工事を進めます。


会員は、窓回りの防水処理や梁回りの先張りシートの施工を観察したり、外壁部分は無機繊維系断熱材で200mm相当という断熱性能の高さに感心する人など、熱心に見学していました。


この写真。会員が床下空間の施工について熱心に話し合ってるみたいです。スマホで写真を撮っているのは、参考にするためでしょう。
「次の現場に行く時間だよ~」という声が聞こえ、ようやく腰を上げます。思った以上にみなさん熱心です。


多くの会員が集まる機会はなかなかないので、建物をバックに記念撮影も。
大人の社会科見学みたいな、楽しそうな雰囲気です。


バスに再び乗って、札幌市西区へ移動。そこは、(株)丸三ホクシン建設さんの現場でした。こちらはスタイロエースを張り始めたところで、下地である茶色いOSB合板が見えた状態でした。


会員は屋根を支える登り梁の加工の見事さや、細部の納まりや施工の流れなどをチェック。スマホで気になる箇所の写真を撮ったり質問したりしながら見学していました。

現場見学の後、活発な質疑応答

北海道SHS会の首藤一弘会長


この後、札幌市中心部に移動し、ビルの一室で技術研修会を開きました。拓友建設の妻沼社長と丸三ホクシン建設の首藤社長が、見学した現場の建築概要についてそれぞれスライドで説明しました。


拓友建設の現場で建てていた住宅の断熱性能は、UA値0.23Wと国の省エネ基準0.46Wの2倍も高性能。でも、拓友建設では珍しくないレベルだそうです。また、屋根は板金ではなくシート防水と呼ばれるビルなどで使われる工法を採用。

会場からも、「シート防水工法の現場を見られて良かった」という声も出ました。木造住宅の屋根としては比較的新しく、防水性能の高さとコスパの良さから今、注目されている工法だからです。拓友建設さんによると、耐久性にこだわるのならばラミネート鋼板を使った屋根がお勧めだとか。住宅の屋根も、今はいろいろな選択肢があるのだと感心します。

会場からは活発に意見、質問が出た


また同社では、毎年札幌版次世代住宅基準のトップランナー住宅を施工しています。会場からは、「建物価格がかなり高くなって施主に納得してもらうのが大変でないか?」という質問も出ました。

妻沼さんは、「標準仕様の断熱性能が高いため、トップランナー基準に対応した場合の標準仕様との差額は100万円程度で済んでいる。補助金は200万円出るので、お客様からすると差額を出しても得をする提案になっている」と答え、会場のみなさんも「そうか」とうなづく人が多数。

丸三ホクシン建設の発表に対しては、
「手加工にこだわるメリット、デメリットを教えてほしい」という質問が出ました。
首藤さんは、「自分自身、35歳まで大工をやってから経営に参加した。ちょうどその頃、木材工場が図面を元に柱や梁などをあらかじめ加工する「プレカット」が増えたことや、大工が弟子を取って修行させるという徒弟制度が廃れたことで、大工が必要とされにくくなり、育てる仕組みも失われて数が激減した。そこで大工を育てたいという思いが強くなった」と答えました。

経験豊富な大工を集め、大工の仕事を確保するために仕事を探した日々もあったとか。冬、仕事がないときは木材の墨付け作業をやってもらうことも。

今回現場で目立った登り梁ですが、これはプレカット工場では対応できないそうです。また、室内に現し仕上げとするため、手加工にしないときれいに仕上がらないそうです。

こうして大工の手加工にこだわった家づくりをしていくうちに大きなメリットがでてきたそうです。それが、「大工の自主性が高まったこと」です。

つまり、図面を見て大工自身が仕事の段取りも含めて考え、行動するようになったのです。仕事を安心して任せられるほど自主性が高まった、それがメリットです。それは、大工自身にとっても、仕事に対するプライドが高まることになります。

SHS工法なら、UA値0.30Wを切るのが容易

山田道男氏


この後、デュポン・スタイロ(株)製品技術部の山田道男氏が、「建築物省エネ法の一部改正とSHS住宅の外皮性能評価」について講演しました。国の省エネ基準義務化が取りやめになるなど、政策に一部変化があったことなどが報告されました。

また、同社がSHS会員からUA値計算の依頼を受けた住宅について、UA値の平均を出したところ、0.32Wと省エネ基準の0.46Wを大きく上回る値でした。SHS工法が高断熱住宅に向いた工法だと言えます。また、近年普及が進んでいるトリプルガラス入り樹脂サッシの採用や、充てん断熱を付加断熱として併用することで、UA値0.30W以下の達成は容易であることも指摘しました。

技術研修会は、7月下旬にも予定されています。こうした取り組みを通じて、会員同士の交流がさらに活発になり、いい家づくりにつなげていけたらと願っています。

SHS工法のZEH対応や断熱・気密施工の実際を研修会で学びました

2018.06.20

北海道SHS会は6月12日、札幌市内のかでる2・7で会員向け研修会を開催し、約50名が集まりました。

実際に使用したテキストです。中身は会員専用なので残念ながら公開できません

研修会の前半は、ダウ化工(株)技術開発本部の松本崇氏が「2018年の国策助成金(ZEH関連)とこれからの断熱仕様について」を講演。業界紙に掲載された工務店アンケート結果を引用しながら、道内の住宅会社が断熱仕様に対してどんな意識を持っているかを解説。国のZEH政策や補助金についての基本的な考え方と、国土交通省、経済産業省、環境省などが募集する補助金の概要と違いについて説明しました。

その後、豊富なシミュレーション事例を使ってSHS工法のZEH仕様を詳しく解説しました。太陽光発電システム(PV)の搭載量を現実的な6kW以下に抑えるには、断熱性能=UA値がだいたい0.28W以下が必要で、そうすれば概ねZEHの要件を満たすことが可能だと結論づけました。しかし、間取りによっては7kW以上PVを搭載しないとZEH要件を満たさないことがあります。ZEHに最適化した設計の重要性を強調しました。

なお、ダウ化工では、2020年の省エネ基準義務化を見据え、北海道SHS会会員に対して基準クリアに必要な計算業務の無償サービスを提供しています。これは会員へのきめ細かなサポートの一例。ほかにも、ZEH仕様についての研究・サポートも行っており、忙しい会員工務店にとって欠かせないサービスとなっています。

休憩を挟み、研修会の後半は首藤一弘会長((株)丸三ホクシン建設社長)が自社の施工現場の写真を豊富に使いながら、SHS工法の断熱・気密施工の納まりなどを説明し、会場の参加者とディスカッションしました。SHS工法では標準となる断熱厚は決まっていますが、会員各社は細かなところで工夫をしています。たとえば、首藤氏は、スタイロフォーム断熱材を現場で有効に活用できるよう、外壁と屋根部分のスタイロフォーム断熱材の厚みを共通化し、外壁と屋根の断熱材を使い回ししやすい仕様としています。このことで、現場でゴミが出にくく、余計なコストもかかりにくくなっています。

また、窓まわりの気密施工の手順説明では、「当社ではやったことのない施工なので、納まりを詳しく説明してほしい」と、会場から質問が出たので、首藤氏がホワイトボードに書いて納まりを説明しました。それ以外にも、会場から質問が次々と出て、活発な研修会となりました。

首藤会長は、「会員の世代交代も進んで若い参加者も増えている。北海道SHS会が30周年を迎えたのを機に、初心に立ち返って断熱や気密施工について会員同士で情報交換を行うことで会の発展につながる道筋をつけたい」と話しています。当会では、今後もこのような研修会を継続的に開催する予定です。

 

【根室中標津支部】5月20日に植樹祭を開きました

2018.06.09

5月20日(日)、北海道SHS会根室中標津支部で毎年恒例の植樹祭が開かれました。風が強く、午前10時半の開始時は気温は11度前後。青空の中、ときおり雲も顔出す肌寒い天候でしたが、多くの参加者が集まり、旧開陽牧場跡(開陽台の近くです)で植樹活動を行いました。

今回は0.4haの広さに約1000本のシラカバ苗木を植樹しました。
約1時間ほどで植樹が終わりました。

北海道SHS会では、こうした支部の植樹活動を積極的に支援しています。
家づくりに木材は欠かせませんが、住宅事業者として木を消費するだけでなく、木を切った山に植樹して森林に戻していくお手伝いも必要だと考えています。森林には人間の経済活動で排出されるCO2を固定する働きがあり、地球の温暖化防止を考えていく上で重要な役割を果たしています。

SHS工法は、高断熱・高気密工法として40年近い歴史がありますが、その目的は、エネルギー消費の少ない高性能な家を建てることによってCO2の排出量を減らし、地球環境の悪化を食い止めることにあります。植樹活動は、こうした地球環境への貢献という意味でつながっており、来年もまたこうした活動を続けていきます。

SHSの家が15%増。北海道SHS会30周年を迎え新会長に首藤氏

2018.03.06
30周年を迎えた北海道SHS会

30周年を迎えた北海道SHS会

今年、設立30周年を迎える北海道SHS会は1月18日、札幌市内の京王プラザホテル札幌で第30回定期総会を開き、全道から多数の会員が参加しました。

総会の様子

総会の様子

15年間会長を務めた妻沼さん

15年間会長を務めた妻沼さん

はじめに妻沼澄夫会長(拓友建設(株)社長)が「今年当会は発足30周年を迎えました。これまでの取り組みを振り返りながら、さらに丈夫で暖かく、お財布に優しいSHS住宅を目指していきたい」とあいさつし、総会がスタートしました。

次に、平成29年度事業経過報告と収支決算報告が行われました。平成29年度は会員が建てたSHSの家が前年比15%増と大幅に増えたことが報告されました。次に、平成30年度事業計画案と予算案を審議し、承認されました。事業計画では、外断熱工法のパイオニアとして進化していくため、ZEHモデル仕様の技術サポートを行います。また、販促面ではこのホームページを最大限活用し、更新頻度を高め、お客さま事例の追加など、コンテンツを充実させて、SHSの家の魅力発信を積極的に行う予定です。

特別表彰の様子

特別表彰の様子

続いて、役員改選が行われました。平成15年より15年にわたって会長を務めてきた妻沼澄夫さんが勇退。その豊富な経験を活かして新たに本会顧問に就任し、会にアドバイスを送る立場となります。また、長年の会への貢献に対して特別表彰も行われました。

新会長の首藤一弘さん(丸三ホクシン建設社長)

新会長の首藤一弘さん(丸三ホクシン建設社長)

新会長には、(株)丸三ホクシン建設社長の首藤一弘さんが就任しました。首藤さんは、「高断熱高気密住宅が普及したはずの現代でも、お客様は『この家で暖かくなりますか?』と聞かれることが多々ある。今後は北海道SHS会発足当時の初心に立ち返り、断熱の重要性と魅力を訴えていきたい」とあいさつしました。

新製品について説明するダウ化工(株)三原氏

新製品について説明するダウ化工(株)三原氏

まもなく発売される、スタイロフォームHP

まもなく発売される、スタイロフォームHP

定期総会の後、ダウ化工㈱技術・開発本部製品技術部の三原典正部長が新製品などを紹介しました。新製品「スタイロフォームHP」は、熱伝導率が0.020Wと従来の押出発泡ポリスチレン3種bA相当品の0.028Wに比べて約3割性能が向上。今春の発売を予定しています。さらに、防菌・抗カビタイプをスタイロフォーム全製品にラインナップすると発表。SHS会会員は、今後こうした新製品も利用し、より良い家づくりに取り組んでいきます。

講演するフリーアナウンサー・堺なおこさん

講演するフリーアナウンサー・堺なおこさん

最後に、STVラジオのパーソナリティーなどを務める、フリーアナウンサー・堺なおこさんが「人を動かす、人の話」と題し、経営者と社員のコミュニケーションをよくするためのポイントを講演しました。パナソニック(株)創業者の松下幸之助氏の逸話を紹介しながら、いかに「聞き上手」になることが大切かを話しました。

 

なお、新年の抱負として首藤会長など有志が色紙に今年の目標を発表しました。ホームページにも専用コーナーを設けましたので、ご覧下さい。

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