久末弘信建設 株式会社
札幌市西区発寒にある久末弘信建設は、久末建設、弘信建設の2つの建設会社が合併して生まれた工務店。その歴史と家づくりの取り組みについて、取締役営業部長の太田雅晴さんにインタビューしました。
外張り断熱住宅を1970年に建設
久末建設は、以前からSHS工法を採用していました。しかも、1970年にスタイロフォームを使った外張り断熱住宅を試験的に建てていました。当時は北海道に工場が建設されてスタイロフォームが生産されたものの、畳床や冷蔵室用で、住宅用はまだ発売されていません。久末会長(当時は社長)のアイディアで住宅に使ったのだそうです。日本の外張り断熱の草分けと言える試みでした。それ以降も、北海道SHS会で中心的な役割を果たすなど、SHS工法の普及に多大な貢献がありました。
久末弘信建設が発足した頃はSHS工法の木造戸建住宅以外にRC(コンクリート)造の賃貸住宅なども手がけていましたし、一般的な在来軸組工法の住宅も建てていました。しかし、3~4年ほどでSHS工法が標準仕様となり、木造戸建住宅中心の会社となりました。それは、名古屋社長の「品質の良い住宅を建てることで顧客満足度を高めたい」という思いから自然とそうなっていったそうです。
土地に強い工務店
現在では、注文住宅のほか、土地分譲「One Homes Town」も行っています。今でこそ、工務店が土地分譲をするのは珍しくありませんが、同社は住宅景気があまり良くなかった2009年頃から始めています。
駅に近い便利な立地の土地を札幌で探そうとするとなかなか見つかりませんが、久末弘信建設では、地域密着型の工務店として長年活動してきた結果、地元の土地情報にも強くなり、利便性の良い厳選した土地を仕入れています。お客様の約6割が土地を同社で買って建てているそうです。
新しい試みも積極的に
同社は、自社設計・自社施工がセールスポイントの1つ。設計部門には4名在籍しており、名古屋志津子室長を中心に気配りの利くきめ細かなプランとデザインが好評です。性能面では、SHS工法が標準仕様となっています。さらに2020年に公開した西区八軒のコンセプトモデルハウスでは、新しい試みも。充てん付加断熱でUA値0.26W以下を実現。第1種熱交換換気システムも採用しました。
暖房は寒冷地向け暖冷房エアコン1台で家全体を暖冷房する「ユカコシステム」。エアコンの吹き出し口からDCファンでダクトに送風し、家全体を空調できるものです。今後も、新しい技術に積極的に挑戦していくつもりです。
さらに、同社ではグループホームの新築や住宅リフォームにも力を入れています。
このほか、お引き渡しする住宅はお客様の健康のために全棟「VOC濃度測定」をするほか、気密測定や換気計算、地盤調査など、安心して長く住める家のために、てまひまをかけています。
長い歴史と、高い技術力、デザイン力が融合した家づくり。「札幌市内の西区で土地がなかなか見つからなくて」という人も含め、久末弘信建設に相談してみてください。
- 会社名
- 久末弘信建設 株式会社
- 代表
- 藤井 將博
- 従業員数
- 18名
- 住所
- 〒 063-0830
札幌市西区発寒10条2丁目6番17号
- 電話番号
- 0120-913-322
- FAX番号
- 011-661-5517
- 営業時間
- お問い合わせはこちら
- ホームページ
- http://www.hi-ko.co.jp/
- 施工エリア
- 札幌市、札幌近郊(岩見沢、千歳、小樽まで)