お客さまに合わせた住宅づくりを

S・建築製作所株式会社は札幌を拠点に、オーナーの希望を反映した個性豊かな住宅を、少人数集団で棟数を追いかけず、丁寧につくりあげています。

そうした家づくりの原点は、中学生の頃に実家を新築した実体験にあると柴嵜(しばさき）雄次社長は話します。

「毎日少しずつできあがっていく自分の家を見るのが好きでした。「ここが僕の部屋、ここは兄の部屋」などと、出来上がるのを楽しみにしていた記憶があります。その頃から私にとっての家とは、買うというよりも造られるものだという思いがありました。

私が家づくりで心がけていることは、お客さまの気持ちに乗っていき、楽しみな気持ちを大切にしながら、その半歩先をご提案することです」。

家づくりに魔法の一手はない

設計事務所での業務経験と、大工見習いから大工親方になった現場経験。その両方の経験を積んだ柴嵜社長は自らが、打ち合わせ、設計、見積もり、施工、監理と、すべての工程を統括しています。
柴嵜社長「設計と施工のバランスを上手にとることが、工務店の役割だとも考えています。基本に忠実に、そして丁寧に造る。当たり前のことですが、家づくりに魔法の一手はありません。家づくりにかけた時間の分だけ愛情が注がれるはず。それが、ひいてはオーナーが実際に暮らし始めてからの住宅に対する愛着につながると信じています」。

日常中にドラマチックなひとときを

マイホームは帰ってくるのが楽しみな場所であり、友人を招いて楽しんだり、家族でゆったり過ごしたり、日々の生活を包む場所。だからこそ、非日常的な特別感と、日常の安心感の両方が感じられる住まいが理想です。

スキップフロアで緩やかに仕切られたリビングとＤＫは、家族の自然なコミュニケーションが生まれやすい（ＭＲ邸）
（左）上下階がさらし階段でつながり、踊り場からリビングを見下ろすことができる（右）庭に面した窓にはベンチタイプのシェルフをプラン。日常の中に特別な時間が生まれる（ＭＲ邸）
ダイニング・キッチンの上にはさらに書斎スペースが（ＭＲ邸）

SHS工法をはじめ高断熱住宅に取り組む

冬厳しい北海道の気候に合った住まいづくりには、断熱・気密性の向上は欠かせません。Ｓ・建築製作所は、SHS外張断熱工法などを採り入れ、ZEH（ネットゼロエネルギー住宅）への取り組みを行っています。目標として、2019年度は施工実績の40％、2020年度は50％を目指しており、デザインだけに止まらず、ますます性能の良い住宅づくりを実践しています。
（写真はともにＳＴ邸）