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Withコロナ時代の家づくり

2021.02.03家づくりのヒント

みなさん、あけましておめでとうございます。

新年になってから約1ヵ月が経ちましたが、新型コロナウイルスの感染拡大はなかなか収まらず、不安に感じて過ごしていらっしゃる方も多いと思います。

そんな中でも「お子さんが生まれた」、「子どもが小学校に入学する」、「両親と同居したい」、など家を建てたいと考えている人が多くいます。

2021年、Withコロナ時代の家づくりは、今までと比べてどのような変化があるのでしょうか?

【住宅会社選び】

VR住宅展示場

住宅会社選びは、これまでは住宅展示場に出向いて情報収集をしたり、住宅雑誌を読んで広告が載っている会社に問い合わせてから事務所を訪問するなど、人との接触をきっかけに始まるケースが多かったのですが、新型コロナウイルス感染拡大の影響で、人との密集を避けてネットで住宅会社を選ぼうという人が増えてきました。ネット上に住宅展示場を作る「VR住宅展示場」まで登場しています。

オープンハウスでは、予約制が圧倒的に多くなりました。同時見学は2組まで、あるいは1組だけなど、3密を避けています。以前は一部の住宅だけだった白手袋着用の見学会の割合も増えました。冷やかし気分で訪れる人はほとんどなく、真剣なお客さまがオープンハウスを訪れているようです。

住宅相談もビデオ会議サービス「Zoom」などで受け付けるケースが増えています。これまで工務店の事務所に出向いて話を聞いて、というやり方がだんだん変わってきています。若い世代の方は、抵抗感は全くないようですし、コロナ渦が収束してもこの流れは止まらないように思います。

【プラン打ち合わせ】

Zoomなどによる打ち合わせが増えています

「Zoom」などのビデオ会議サービスを利用したプラン打ち合わせが増えています。

図面データを共有して、プランについて話し合ったり、建材のサンプルを見せてお客さまに確認してもらったり、あるいはプラン提出前にお客さまの希望をヒアリングするときなど、Zoomを使う工務店が増えてきました。

Zoomはパソコンを使い、補足はスマホでLINEを使うなど、打ち合わせで複数のコミュニケーション方法を使い分けることもあるようです。

【感染拡大を防ぐプラン】

手洗いを玄関近くに設けるケースが出てきました

感染拡大防止の観点から、玄関ホールに小型の手洗いを置く事例が増えてきています。外から帰ったら、まず手洗いです。

タッチせずに水が出るので家庭内感染拡大防止に役立つと言われています

また、手をかざすだけで蛇口から湯や水が自動的に出てくる「タッチレス水栓」を選ぶお客さまも増えています。

共働き家庭にも便利な宅配ボックス

配達員と対面しなくても荷物を受け取れる宅配ボックスの採用率もグンと上がっています。押印を省略する運送会社もあり、宅配ボックスを標準装備する住宅会社が今後出てくるかもしれません。

リビングダイニングなど、人が集まる場所の換気能力を高めるプランもこれから増えそうです。こちらのブログでも紹介しましたが、国が定めた換気量の2~3倍を一時的に出せる換気設備を入れる提案も出ています。

また、ストレスが溜まりやすいお子さんのために、室内にボルダリングやうんていなど、体を動かして遊べるスペースを作る事例も増えています。

床に寝転がったりするのが好きな小さなお子さんに抗ウイルス床材の採用が増えそうです

抗ウイルス効果を謳う建材の採用も増えてきました。もともとは、建材メーカーが高齢者福祉施設やこども園向けに抗ウイルスコーティングを施した床やドアノブ、カウンター材などを発売していましたが、コロナ渦の中で一般住宅の需要が増え、新製品が相次ぎました。

これらの建材・設備を採用すれば多少のコストアップにつながりますが、安心して暮らすためには必要なのかもしれません。

【その他】

家電製品の売れ行きにも変化が出ているそうです。

空気清浄器や加湿器の売れ行きが爆発的に増え、品薄状態になっています。空気清浄器は抗ウイルス効果を謳う製品に人気が集まっています。乾燥した室内では感染しやすくなるのでは、というクチコミから加湿器を購入するケースも増えているようです。

北海道の冬は、室内がとても乾燥しやすいので、加湿器を使うのは良いと思いますが、水タンクやフィルターの清掃などメンテナンスを怠ると逆に健康に悪影響を及ぼす恐れもありますので、使用説明書をよく読み、適正なメンテナンスを行いながらご利用ください。