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災害に強い家づくり「レジリエンス住宅」

2022.10.05
北海道で自然災害による被害が増加しています。2016年台風10号による大水害や、2018年の北海道胆振東部地震による液状化被害とブラックアウト…。こうした被害リスクを軽減できる「レジリエンス」という新しい考え方で家づくりを行う動きをご紹介します。

 

レジリエンスという考え方

2011年3月11日の東日本大震災以降、住宅・建築業界で徐々に浸透してきた言葉の一つが“レジリエンス”。

“レジリエンス(resilience)”とは、回復力や復元力、弾力といった意味の英語。住宅・建築では主に1.災害時に被害を最小限に抑えるための備え 2.被災してもできるだけ早い復旧を可能にする備え―などの意味で使われています。

 

近年、日本では毎年のように自然災害で大きな被害があります。今年3月には最大震度6強を記録した福島沖地震、6月に同6弱を記録した能登半島沖地震、7月から8月にかけて東北を中心に河川の氾濫を引き起こした局地的豪雨などがありました。道内でも6月に大雨で旭川市内の河川が氾濫、8月には宗谷地方北部で最大震度5強の地震が発生しました。わたしたちは、いつどこで大きな災害にあうかもしれないのです。

日本で大地震が増えています

大地震も局地的に起こる大雨や竜巻も、どこでいつ起こるかを正確に予知することは今のところ不可能です。そこで、被害リスクを最小にし、被災した後にいち早く復旧できる家づくりを考えていく必要があります。

建築業界ではレジリエンスというキーワードを、自然災害への備えに加え、ヒートショックや熱中症、転倒など健康リスクへの備えと、創エネ・蓄電といったエネルギー喪失リスクへの備えも含めた広い概念として捉えています。

ヒートショック対策もレジリエンス住宅に必要です

健康リスクへの備えは、いまだ収束が見通せないコロナ禍や、熱中症・ヒートショックといった夏の暑さ・冬の寒さによる室内での健康被害などを最小限に抑えるという意味です。

エネルギー価格はどれも上昇傾向です

 

また、エネルギー喪失リスクへの備えは、ロシアのウクライナ侵攻に端を発した電気・ガス・灯油の大幅な価格上昇などが背景にあります。

今後の自然災害では、避難所に長期間いるのではなく、なるべく在宅避難で済ませたいという人が増えてくることも予想されます。そのために、自宅が災害に遭った後も安全で快適に暮らせる備えが必要です。

 

大手は専用商品で安心をアピール

レジリエンスという言葉が徐々に浸透してきたことで、全国大手のハウスメーカーを中心にレジリエンス住宅を商品化する動きが出てきました。

住友林業ホームページより

例えば住友林業では、地震に強い構造体に太陽光発電や壁掛け型の蓄電盤、雨水タンク、停電時に自動点灯する保安灯などの災害対応設備を備えた『レジリエンス プラス』を2016年から発売しました。一条工務店では水密性が高い窓や逆流防止弁付きの配水管などを採用した耐水害住宅を2021年に開発。さらに耐震等級3を上回る構造体と太陽光発電や蓄電池なども導入した住宅を『総合免災住宅』としてアピールしています。このほか、セキスイハイムやパナソニックホームズなども商品を発売しています。

しかし、レジリエンス住宅は特別なものではありません。

スタイロフォームを外壁に張って堅固に建てるSHSの家は、高断熱・高気密で家の中の温度差がほとんどなく、冬に暖房が停止しても温度低下が緩やかにすむメリットがあります。これに、太陽光発電や蓄電池、あるいは抗ウイルス建材など、新しい設備・建材を取り入れた家づくりを行えばレジリエンス力の高い家になります。

赤字部分がレジリエンス性に関わる部分

北海道も「北方型住宅2020」という独自の性能基準を設ける中で、レジリエンス性に注目し、基準の中に加えています。たとえば、求められる4つの基本性能の中に「安心・健康」を設定し、「地震時の倒壊を防ぎ、冬季の自宅避難のため無暖房でも一定室温を確保・建物内での避難経路確保、落下物の防止」を求めています。

もっと身近な対策もあります。

たとえば、燃料を備蓄しやすく、電気を使わずに暖房できる薪ストーブやペレットストーブ、そして石油ポータブルストーブもレジリエンス力を高めるアイテムです。

ライフラインを確保することがレジリエンス力を高めることになる

リスク分散という意味では、暖房、給湯、調理を1つの熱源にまとめず、たとえば電気・ガス・灯油と違う熱源を使うことも大きな意味があります。

 

地震対策は耐震等級とハザードマップがカギ

自然災害の中でも発生の予測が困難な地震への備えは、地盤がしっかりしている安全な土地に、高い耐震性を確保した構造体を建てることが大原則です。

土地を選ぶ際には、1.液状化 2.土砂災害 3.津波 の3つのリスクは確認しておきましょう。いずれも市町村で公表しているハザードマップを見れば、液状化が起こる可能性や、土砂災害の危険がある場所、津波の浸水想定区域などを確認できます。

地盤調査会社も液状化危険度などの情報を提供している

可能な限りリスクの小さい土地を選ぶことが重要ですが、リスクがある場合は、対策を取ることが必要です。例えば液状化リスクのある土地に建てる場合は、ベタ基礎(耐圧版)に加えて杭工法を採用するなどの対策を行います。

 

できればクリアしたい耐震等級3

木質構造の専門家であるJ建築システム(株)社長の手塚純一氏(工・農学博士)は「新築でもリフォーム・改修でも耐震等級3は標準と考え、さらにそれ以上の性能を目指すべき」と話しています。

過去の大地震を振り返ると、地震の揺れの強さを表す加速度(gal・ガル)は、1995年の阪神・淡路大震災で891ガル、2016年の熊本地震で1580ガル、2018 年の北海道胆振東部地震で1504ガルと、建築基準法で想定されている300~400ガルを大きく上回っています。耐震等級3は、法律で求められる耐震性の1.5倍の強度があります。これを実現するためには、間取りに制限が出るほか、設計費用もアップしますが、幅広い安心のためにはクリアしておきたい水準だと言えます。

地震対策としては高い耐震性に加え、制震・免震部材の採用も一つの方法です。制震は地震による揺れを吸収する部材を施工して建物の損壊を防ぎ、免震は建物の基礎と上部構造との間に地震の揺れが直接伝わることを防ぐ装置を設置し、建物の損壊を防ぎます。

制震部材は施工も比較的簡単で、1棟あたりのコストも数十万円程度で済むことから、標準仕様としている住宅会社もでてきています。

 

浸水を防止・軽減する設計で水害リスク減らす

豪雨被害も近年の国内で頻発しています。今年8月中旬に道南で激しい雨が降り、住宅などの建物に浸水被害が相次いだように、水害は道民にも身近な災害になっています。

まずは予想される浸水の深さなどの水害リスクをハザードマップで必ず確認しましょう。購入予定の土地が市町村の水害ハザードマップ上にある場合、重要事項として売り主が買い主に説明することが法律で義務化されています。

建物への対策としては、例えば基礎に排水用のスリーブを通し、土間面にも水勾配をつけておけば、床下浸水が発生してもスムーズに排水できます。

1階が水没するような想定以上の雨量への備えとしては、リビングや水回りを2階に配置して在宅避難を可能にした間取りや、トップライトなど屋根への脱出窓の確保等もあります。機器が1階に配置されていると、床上浸水ですべて使えなくなる危険性もあります。そこで、水回り機器や給湯・暖房機器、蓄電池等の設備を可能な限り2階以上に設置することも考えられます。

 

太陽光発電でブラックアウトに備える

2018年北海道胆振東部地震では、ほぼ北海道全域が停電になる「ブラックアウト」を経験しました。特に地震の大きな被害がなかった道東・道北でもブラックアウトによる2次被害が問題となりました。

こうした予期せぬ事態に備え、エネルギーを一定時間自力で確保できる設備を導入することは今後考える必要があります。

たとえば太陽光発電。晴れていれば家庭内の電力を完全に自給できます。これに蓄電池を組み合わせれば、悪天候時や夜間でも発電した電力を使うことができてより安心です。

スマートeチェンジで非常時には外部電源に切り替えられる

今住んでいる家で対策するには、ハイブリッド自動車やポータブル発電機から電源を供給するという選択肢もあります。「スマートeチェンジ2」(発売元・キムラ)は、トヨタなどのハイブリッド自動車と接続し、ハイブリッド自動車から供給される100V電力を家庭内に引き込む分電盤の役割を果たします。ポータブル発電機も使えます。スマートeチェンジ2は、10万円で買えるのもメリットです。

太陽光発電とEVがあれば、停電時も安心だ

普及が始まったEV(電気自動車)とV2Hを組み合わせれば、電気自動車を大型蓄電池として活用できます。今年発売された日産自動車の軽EV「サクラ」は20kW/hの蓄電池を内蔵しています。ふだんはサクラを買い物や子どもの送り迎えなど移動の手段として使用し、災害時はフル充電していれば蓄電池として4人家族で2~3日程度使えます。これに太陽光発電を組み合わせて発電した電気でEVに充電することもできます。

このほか、「エネファーム」や「コレモ」は、オプション機器の使用で発電停止中に停電してもシステムの起動、発電が可能です。

給湯は、停電時も使える石油給湯器があります。停電時には瞬時に専用バックアップ電源に切り替えて4人家族が1日1回、計3日間給湯・シャワーを利用できます。このほかヒートポンプ給湯器のエコキュートは、貯めたお湯を停電時に生活用水として使えます。

 

断熱強化もレジリエンス対策の1つ

最後に、断熱強化も重要なレジリエンス対策です。東日本大震災の時、仙台の高断熱住宅で停電のため暖房が使えなくなっても室温を10度以上に維持できたという話があります。北海道のような寒冷地で冬に災害が起きて暖房が止まったら、省エネ基準に達しない古い住宅では室温が急速に低下し、体調を崩す危険性もあります。

一方、断熱等性能等級6・7レベルの住宅になると、冬場に無暖房でも室温の落ち方が緩やかになり、1枚厚着をするだけで寒さをしのげる可能性が高くなります。断熱強化はいざというときに寒さから住人の命を守ってくれる可能性があります。

北海道SHS会でも、今後は断熱等級6・7の住宅作りを推奨する技術研修会などを開き、一歩進んだ家づくりに取り組んでいきたいと考えています。

9月10日~11日 十勝・広尾町で平屋の長期優良住宅の完成見学会 帯広・土田工務店

2022.09.06

【日 時】9月10日(土)~11日(日) 10時~17時

【場 所】広尾郡広尾町丸山通南7丁目2番5

 

建て主様のご厚意により、完成したSHS工法の家をご見学できます!

人気の平屋住宅をゆっくりとご覧ください。安心の長期優良住宅です。

前日までにご予約されるとゆっくりご覧いただけます。また、ご予約の際にアンケートにお答えいただいた方に、お米券2㎏プレゼントさせていただきます(1世帯1回限り)。

ご予約は下のQRコードからか、お電話0155-49-3522(平日 9時 ~ 17時)、またはメールtuchida3@f1.octv.ne.jp でお願いします。

  ※ご家庭での体温を測定し、平熱をご確認後ご来場願います。

  ※飛沫感染防止の為、各自マスクの準備・着用願います。

  ※アルコール消毒液、使い捨て手袋を用意しお待ちしております。

 

 

北海道内で熱交換換気の人気が定着!

2022.09.03

日本は、2050年までにカーボンニュートラル(温暖化ガスの排出を実質ゼロにする)を国際的にも約束しました。目標達成には相当な努力が必要になります。住宅部門では、家庭で使うエネルギー消費を最小限に抑え、その消費するエネルギーを太陽光発電などでまかなう家づくり=ZEH(ネットゼロエネルギー住宅)が必要になります。

エネルギー消費を抑えるには、SHS工法のような高断熱化が最優先ですが、さらに暖房の一次エネルギー消費量の削減効果が見込める第1種熱交換換気が評価され、大手ハウスメーカーへの対抗策として熱交換換気を採用するビルダーが一定数あり、着実な支持を得ています

そこで「熱交換換気って何がいいのか?」と、その選び方をまとめました。

 

熱交換換気とは

熱交換換気のしくみ(パナソニックホームページから)

熱交換換気システムは、室内の汚れた空気を排気するときに捨てられる熱を熱交換素子で回収することで、暖房エネルギーを削減できる換気方式。給気、排気ともファンを使って強制的に換気するため、第1種換気とも呼ばれます。温度変化に使われる熱のみを回収する「顕熱式」と、潜熱と呼ばれる湿気も合わせて回収する「全熱式」の2種類があります。

 

全熱式熱交換のイメージ(日本スティーベルのホームページから)

全熱式は潜熱(湿度)も回収するため、冬場の室内乾燥を和らげることができるメリットがあります。また、蝦夷梅雨のような湿度の高い時期には、外気に含まれている湿気が室内に流入するのを防げるため、ジメジメ感を抑えることもできます。これは、第3種換気や顕熱式熱交換換気にはない特徴です。一方で湿度といっしょに臭いも回収する可能性もあります。そこで、トイレや浴室には個別ファンを設置することが多いです。また、熱交換素子の寿命は比較的短いと言われています。

 

顕熱式熱交換のイメージ(日本スティーベルのホームページから)

顕熱式は、臭いや湿度を回収しないためトイレや浴室も含めて換気できるため、システムがシンプルになるというメリットがあります。さらに、熱交換素子は水洗い可能なものが多く、アルミなど丈夫な素材を使っているので素子の寿命も比較的長いのが特徴です。一番寒い時期には、ダンパーやヒーターを使うことで熱交換素子の凍結を防ぎ、極寒地でも使えるシステムが多くなっています。一方で、冬場の過乾燥や夏の高湿に気をつける必要があります。

 

さらにややこしいのが、セントラル換気のダクト式か個別換気のダクトレスかという問題。ダクトレスタイプは工事が簡単なため、比較的低価格で熱交換換気のメリットが得られ、ツーバイフォー工法のようにダクト配管のスペースが取りにくい住宅でも施工しやすいメリットがあります。さらに各部屋に設置するため、1台が故障しても他の部屋には影響がなく、取替えも比較的簡単です。一方ダクト式は、換気ファンが本体の2個だけなので、メンテナンスが比較的楽です。また、全ての部屋を換気できる大風量のファンを使うため、強風などの気象条件に左右されにくく、各部屋に必要な風量の換気を配分できます。

ダクトレス式の例

 

ダクト式の例。白い本体の上にあるグレーの部分がダクト

 

4割弱の会社が標準採用

この熱交換換気ですが、北海道住宅新聞社の調査によると標準仕様として採用する道内の住宅会社は、ダクト式が25%、ダクトレスが13%で、合計38%。3社に1社以上が採用しています。

最近は、ダクトレスタイプのシェアが増えてきているとか。「気軽に熱交換換気を導入できる点が魅力的だった。ダクト清掃の必要がないという点でもモデルハウスの来場者に勧めやすい」と話す住宅会社もあるそうです。

ダクト式・ダクトレスに限らず、第1種熱交換換気を採用するメリットは、「給気が寒くない」「暖房エネルギーの節約につながる」「全熱型であれば冬季の過乾燥対策にもなる」といったものに加えて、ZEHの要件にもなっている「一次エネルギー消費量を削減しやすい」という点も、代表的なメリットの1つだろう。実際、住宅会社の中にはZEHを目指す中で、要件となっている一次エネルギー消費量20%削減(BEI0.8以下)を達成するために、第1種熱交換換気を採用するところが多い。

 

お掃除がしやすいことが大事

三菱電機の調査結果より

24時間換気は、どの方式でも定期的にフィルターを掃除しないと性能が大幅に低下します。24時間換気システムが付いている住宅に5年以上住んでいる人に対し、三菱電機が今年4月に行った全国調査によると、約6割が「住んでから一度も掃除したことがない」と回答したそうです。ちなみに2年掃除しなかったフィルターを付けた換気ファンは、換気風量が約半分に落ち、運転騒音も約2倍に増えるという結果が出ています。換気風量が半分になれば、室内の空気が十分に入れ替わらず、結露が起こる可能性が高くなります。もし、モーターの音が気になるようでしたら、それはお掃除不足のサインかもしれません。

換気システムの清掃サービスを行っている会社では「お掃除のためにお客様宅を訪問しても、どこに換気システムがついているのか知らないお客様がけっこういらっしゃる。しかも熱交換換気の場合は、熱交換素子の汚れがひどくて清掃できず、素子を交換するしか方法がないという例もある」とメンテナンス不足の現状に警鐘を鳴らしています。

 

フィルターがすぐ外せる製品もある

換気システムの性能を長期間保つには、住んでいる人が定期的に清掃する必要があります。お掃除がしやすく、フィルターなどの部品が入手しやすい換気システムを選んだ方が後悔しません。さらに、

○熱交換素子が水洗いできる

○コントローラーに定期的にお掃除を促すサインが出る

○手の届きやすい位置に換気ファン本体を取付できる

○保守部品が入手しやすい

などをチェックしましょう。最近は、交換用フィルターを通信販売するメーカーも増えてきています。

 

北海道でカーポートの人気が上昇中!選び方をご紹介

2022.07.26

今年2月は札幌で記録的な大雪が降りました。古いカーポートが雪の重みで倒壊するなど大きな被害が出ました。一方で、共働き世帯が増えたことで雪かきがたいへんな手間になっています。最新型のカーポートは雪に強く、燃料費をかけずに雪かきの手間を大幅に減らせるため、人気が上昇中です。

そこで、カーポートの選び方をまとめてみました。

カーポートの役割

大雪の中、車を放置するとこんなことに

カーポートがあれば、雨や雪、太陽光から車体を保護し、きれいな状態を長く保つことがでます。

カーポートのメリット(中川製作所のカタログから)

最近は、ロードヒーティングや車庫の代わりにカーポートを採用することで、「雪かきの手間を省き、燃料費もかからない」として人気が出ています。

それでは、カーポート選びはどのようにすれば良いのでしょう?

カーポート選びのポイント

1.雪に強いか

カーポートは、建築基準法施行令第86条第3項に基づく垂直積雪量を考慮し、雪が屋根に乗った状態でも地震力に耐えることが求められています。札幌市内では垂直積雪量140cm(南区の一部は190cm)に耐えうることが必要です。現在はどのメーカーも150cm対応の製品をラインナップしており、200cm対応の製品も各メーカーが揃えています。

参考URL https://www.pref.hokkaido.lg.jp/kn/ksd/kijun/sekisetu.html

この垂直積雪量の定義には注意が必要です。雪の比重が0.3と軽めで見積もられているからです。0.3はサラサラとした新雪状態。湿った「ザラメ雪」と呼ばれる場合は0.7を超えることもあり、その場合垂直積雪量で150cm耐えられるカーポートでも70cm程度で設計上の限界を迎えてしまいます。時に雪下ろしが必要となるのは、そのためです。

気温が上昇して古い家の屋根からの落雪で倒壊した昔の木製カーポート

2.使い勝手

柱の数は、使い勝手を左右します。柱が8本以上(片側に4本以上)あると車のドアを開ける時、柱にぶつからないよう間口寸法を広めにとる必要があります。そのため、1台用の間口は3.0m以上の製品が多くなります。

柱4本の場合は、ドアがぶつかる心配がなくなるため、2.7mの製品もあります。1台用であれば柱4本を実現できるカーポートは多くあります。2台用は柱6本が多いが、なかには4本の製品もあります。

一方で2台用カーポートを設置する場合は、車2台分の駐車スペースに玄関までのアプローチ分として60~70cmほど間口を広げれば、車を2台駐車しても独立した通路スペースをカーポート内に確保できます。

玄関前のアプローチスペース(写真右側)を確保するととても使いやすくなります

3.プランの自由度

メーカーでは、一般的な1台用、2台用以外に、3台用や4台用など、豊富なバリエーションを用意してさまざまなニーズに対応しています。

住宅の敷地は整った長方形とは限りません。斜めに接道(道路に接すること)していたり、さらに複雑な形状の場合もあります。カーポートを建物と道路との間に置くことを考えると、こうした敷地条件や建物形状に合うカーポートをプランできれば利便性が高くなります。

4台用カーポート

カーポートは建築面積に含まれますが、建築基準法で「国土交通大臣が高い開放性を有すると認めて指定する構造の建築物」は対象外と定められています。たとえば、外壁を有しない部分が連続して4m以上で、柱の間隔が2m以上、天井高が2.1m以上であれば建築面積不算入の措置を受けられます。

なお、住宅をプランする時に窓の位置や開き方、あるいは玄関からの動線などに十分配慮する必要があります。たとえば、給湯ボイラー等から出る排気が金属製カーポートの柱や梁に当たると腐食しやすくなります。さらに、外開きの窓がカーポートの柱が置かれる近くに配置されると、避けるために柱の位置をずらすなどの対応が必要となり、費用が高くなってしまいます。

4.デザイン

デザイン性を高めるために、破風のデザインや、カーポートに駐めた車から降りたときに見上げた屋根裏に化粧パネルをつけるなどの工夫をしているメーカーがあります。金属製カーポートでは、丸柱を採用したりするなど、無骨な感じを和らげる工夫をする製品もあります。

破風を木目調にしたアルミ製カーポート

色は、シルバー、黒だけでなく、ホワイト、ブラウンやグレー、木目調などもあります。

木目調の化粧パネルでデザイン性が向上

5.メンテのしやすさ

カーポートは風雪にさらされるため、塗装部のメンテナンスが重要です。金属製の場合、美観を維持するためにも10年に1度は再塗装をした方が良いようです。木製カーポートの場合は、木部の防腐効果を維持するためにも3年に1度の塗り替えを勧めています。ホームセンターで売っている塗料でDIYできます。

大雪時には雪下ろしが必要となります。今年2月には、札幌圏で記録的な大雪が何度もありました。このため、古いカーポートが倒壊したり、比較的新しいカーポートでも破風が破損するなどの被害がありました。

60~70cm以上雪が積もった時は、破風に近い屋根部分の雪下ろしをした方が良いそうです。そこで、カーポートの屋根まで届くアルミ製パイプの除雪器具を発売しているメーカーもあります。巨大なスノーブラシのような形をしており、ヘッド部分で雪をかきおとします。

発売元・三協立山(株)

2年5ヵ月ぶりに北海道SHS会総会を開催 ~ お客さま向けパンフをリニューアル

2022.07.01

北海道SHS会は6月23日、第34回北海道SHS会総会を開催しました。実に2年5ヵ月ぶりの開催です。

みなさまもご存じのとおり、2020年2月からはコロナ渦であらゆるイベント、会合などが中止に追い込まれました。2021年の総会は中止し、議決事項はオンラインで決定しました。今年も毎年総会が開かれる1月の段階では開催できませんでしたが、「中止ではなく延期」として開催できる時を待っていました。

その後感染者が徐々に減り、また行政が要請していた行動制限が徐々に緩められても感染者の数が減ってきたため開催可能と判断。ようやく全道の会員のみなさまが集まることができました。

今回の総会では、壇上に立つ人はマスクを外して話しておりますが、参加者との間に巨大なアクリル製の透明スクリーンを立てて飛沫拡散を防止するなど、感染対策には万全を期しました。

首藤一弘会長

さて総会では、首藤一弘会長((株)丸三ホクシン建設社長)が冒頭であいさつに建ちました。首藤会長は、「北海道SHS会のホームページの充実が進んでおり、一般ユーザー様から『SHS工法の住宅で』とご指名をいただくことも増えてきた。今日は省エネ基準の義務化に対応するため、この後勉強会を行う。着々と準備を進め、時代に乗り遅れないよう共に進んでいきたい」と話しました。

続いて、令和3年度の事業経過報告と収支決算報告、令和4年度の事業計画案と収支予算案が審議され、満場一致で可決されました。

今年度の事業計画では、1.現場研修会の再開、2.断熱等級6、7に対応する設計・施工マニュアルの整備、3.ホームページのさらなる充実、4.お施主様向けパンフレットのリニューアル、5.外部研修への積極的参加-などを予定しています。

 

3年前(2019年)の現場見学研修会

現場研修会は、この会の特色の1つです。会員工務店がお互い現場を見せ合って意見を出し合うことで、ノウハウの伝承や技術力の向上を目指しています。

今年10月からスタートが予定されている断熱等級6、7への対応では、断熱材の厚みなど、仕様例を準備し、施工のおさまりなどを検証し、会員誰もが今まで以上の高性能住宅を建てられる環境を作ります。

お施主様向けパンフレットのリニューアルでは、新しい断熱等級6,7にも対応し、カーボンニュートラル実現を目指す国の方針に沿った新しい内容のパンフレットを制作する予定です。

藤井社長の代理として太田雅晴常務があいさつ

 

土田浩貴氏

この後役員改選が行われ、新たな理事として、久末弘信建設(株)の藤井將博社長、(有)創成建業の土田浩貴社長が就任しました。

 

荒田淳一氏

 

沢田泉氏

続いて、デュポン・スタイロ(株)の荒田淳一氏と富士化学工業(株)の沢田泉社長があいさつに立ちました。

 

森本恵一氏

休憩をはさんで会員研修が行われ、デュポン・スタイロ技術・開発本部製品技術部の森本恵一氏が「省エネ基準の適合義務化と見直しについて」「省エネ計算方法について」を講演しました。省エネ基準適合が義務化となった背景や国の政策の方向性について話しました。また、省エネ計算方法については、3通りの計算方法があり、自社でも計算できることなどを示しました。久しぶりのリアル会場での研修会となり、参加されたみなさんは皆真剣に話しに聞き入っていました。

 

今年度は研修会をさらに予定しています。

よりよい家づくりに向けて、さらに研さんしていきたいと思います。

省エネ・高耐久の住宅に最大100万円補助! 「こどもみらい住宅支援事業」来年3月末まで延長

2022.05.10

昨年12月のブログ

https://hokkaido-shs.jp/news/2473/

でご紹介した、「こどもみらい住宅支援事業」は、子育て世帯の新築住宅取得や住宅リフォームに対して、新築で最大100万円、リフォームで同60万円の補助金を国が出して応援するというもの。

 

こどもみらい住宅支援事業は、5ヵ月延長されることになりました

もともとは今年10月31日(月)までに契約・交付申請を行う必要がありました。しかし、原油高や物価上昇によって高騰している住宅価格への対策として、子育て世帯等の省エネ住宅取得支援を継続的に行う必要があると国が判断。当初予算の542億円に延長分として600億円分を追加し、来年3月31日(金)まで交付申請を5ヵ月延長することとなりました。

 

住宅用資材の値上がりは今も続いています。この2年ほどで何度も値上げした建材メーカーもあるほど。木材はウッドショックの影響で高値のままです。こうした中、国が補助金制度を充実してくれることはとてもありがたいことだと思います。

省エネ基準レベルの新築住宅は、7月から補助金の対象にはならない

注意点としては新築住宅の場合、これまで省エネ基準の住宅に対して60万円の補助金がもらえましたが、この補助は今年6月30日(木)までの請負契約・売買契約をもって終了することになりました。

 

7月1日(金)以降、新築住宅の契約では別表にあるように長期優良住宅、低炭素住宅などに対して1戸80万円、ZEH、NearlyZEH、ZEHOrientedに対して1戸100万円という補助のみとなります。これは、省エネ基準が義務化されるだけでなく、「カーボンニュートラルに向けて強力な取り組みが必要」という国の姿勢から、義務レベルではなくワンランク上の高性能住宅を建ててほしいという考えがあります。

 

補助金をもらうハードルがちょっと上がったので、600億円の追加予算がすぐに消化されることはないと思います。もちろん、北海道SHS会の会員は長期優良住宅や低炭素住宅、ZEHなどの対応は全く問題なくできますので、気になりましたらお近くの会員工務店までお気軽にご相談ください。

 

なお、家が完成して補助金をもらったら「これで終わり」ではありません。国に対する完了報告が必要となります。この完了報告期限も戸建住宅の場合2023年10月31日(火)まで5ヵ月延長されました。

最後に、今年7月以降に契約する住宅の補助金要件をまとめます。

新築住宅は1.ZEH・Nearly ZEH・ZEH Ready・ZEH Oriented(補助額100万円/戸)2.長期優良住宅・低炭素住宅・性能向上計画認定住宅(同80万円/戸。

リフォームは、住宅の省エネ改修工事が必須条件となり、その上で○子育て対応改修、○耐震改修、○バリアフリー改修、○空気清浄機能や換気機能付きエアコン設置工事等 を行うリフォーム工事に対して30万円/戸。専門家が検査して必要な修繕がされた中古住宅『安心R住宅』を購入する場合は45万円/戸に増額されます。また、子育て世帯や若者夫婦世帯はリフォーム工事のみで45万円/戸に増額され、中古住宅の購入を伴ったリフォームでは60万円/戸に増額されます(この場合は安心R住宅以外も含まれます)。

※詳しくは、こどもみらい住宅支援事業ホームページ…https://kodomo-mirai.mlit.go.jp

急速に変わる省エネ住宅~ZEH+EVがこれから標準に?

2022.04.25

5月12日予約開始予定のトヨタの最新EV

3月のブログでカーボンニュートラルを戸建住宅で実現するためには、ゼロエネルギー住宅=ZEHを普及させることが不可欠と書きました。一方で、太陽光発電の売電単価が大幅に安くなり、一般的な住宅との建築費差額を売電によって回収することが難しくなりました。

そこで考えられているのが、電気自動車(EV)とZEHをセットで普及させるというもの。この両者は実はとても相性が良いのです。今年6月にも発売されると噂される実質200万円以下の軽EVとZEHなら、セカンドカーを燃料費ゼロ円で使うことが可能になり、家庭の電気代もゼロ円が可能なのです!

今回は、そんな夢のある話を書きます。

 

先月のブログに載せたZEHのイメージイラストをもう一度掲載します。

太陽光発電パネルが屋根に載っているほか、車にホースのようなものがつながっていますね。ホースの先には、ガソリンスタンドの給油機のようなものが。これは、V2H(Vehicle To Home)と言うものです。

 

V2HとEVの関係(日産リーフのホームページから)

V2Hは、電力会社からの電気でEVに充電する機能、太陽光発電パネルからEVに充電する機能、そしてEVから住宅内に電力を供給する機能の3通りの機能があります。たとえば日中車を使わないときは、太陽光発電でバッテリーを満充電することも可能です。燃費ゼロ円で車を走らせるわけです。そして、停電時や災害時には、EVの蓄電池を電源にして家庭内の電気機器を動かすことができます。

日産リーフのホームページから

このEVが家庭用蓄電池の代わりになるというのがポイントです。EVに搭載されている蓄電池の容量は、20~70kWh。軽EVでも20kWhあるので、家庭用の電力ほぼ2日分に相当する電力を蓄えられます。日産リーフの大容量電池タイプだと60kWhありますので、5~6日分は蓄えられます。4年前に北海道を襲った大地震の後、長い時間停電したことをみなさん覚えてらっしゃると思います。大容量の蓄電池を積むEVは、災害時に安心も提供できます。

 

軽EVを実質200万円以下で発売!?

トヨタが5月から発売するEV「bZ4X」

このEVですが、日本の主要自動車メーカーもEV開発を加速させています。トヨタは、昨年12月に30種類ものEVを2030年までに発売し、世界で350万台以上を販売すると発表。その皮切りに5月から「bZ4X」というEVを発売します。補助金を活用すれば、「ハリアー」のような同クラスのハイブリッド自動車と大差ない価格で購入できます。

 

日産「リーフ」

日産は以前からEV「リーフ」を発売していますが、この夏から約10~20万円値下げすることを発表しました。国のEV購入補助金を含めると実質293万円からと300万円を切ります。10kWhの家庭用蓄電池が100万円以上もすることを考えると、日産リーフは蓄電池部分だけでも格安です。そして高級EV「アリア」も発売しました。

 

3年前に発表した日産の軽EVコンセプト

さらに、6月には軽EVを発売すると言われています。国の補助金を含めると実質200万円以下から買えるという噂です。

https://global.nissannews.com/ja-JP/releases/release-e502610b72cdc20c7a5ee237580dac03-210827-01-j

ホンダも、2年後の2024年度に軽自動車規格のEVを200万円以下で発売すると発表。当初は商用のバンタイプからスタートしますが、随時個人向け軽EVも発売するようです。

 

軽EVはセカンドカーに最適

北海道では、夫婦共働きで車も2台持ちという世帯が多いと思います。1台はミニバンやSUVで、もう1台は軽自動車やコンパクトカーなど、女性も運転しやすい小型自動車が多いかもしれません。

200万円以下の軽EVが発売されるようになれば、もう1台の車を軽EVにして、お買い物や子どもの送り迎えなどに使い、昼間は自宅の太陽光発電で充電しておくことで、いざというときの安心にもつながります。航続距離は200km以下と予想されていますが、セカンドカーなら問題にはならないでしょう。蓄電池は20kWhとさほど大容量ではない分、6~7kWhの太陽光発電パネル付きのZEHなら、快晴の日に1日で満充電できます。子どもの送り迎えや買い物、パートなどに利用する分には走行距離は1日40~50km以下でしょうから、充電もそんなに時間がかからないはずです。

200万円で大容量蓄電池付き、燃費ゼロ円が可能な夢の軽自動車…これだったら欲しいと思いませんか?仮に太陽光発電を使わず全て深夜電力で充電したとしても、年間12000km走行で充電にかかる電気代は年間2万円ぐらい。ガソリン軽自動車だと、1L=160円としてガソリン代は10万円ぐらいかかりますから、ランニングコストが大幅に安くなります。

北海道SHS会会員が建てる高性能住宅をZEH化するにはだいたい200~300万円ほど追加費用がかかります。補助金をうまく使えば200万円以下で済むかもしれません。V2Hと軽EV購入は、補助金を使っても200万円ほどかかりそうです。

合わせて400万円ぐらいの追加費用で、電気代や燃料費がほとんどかからないZEHとセカンドカーが手に入るとしたらお得だと思いませんか?

そんな夢のような話が、あと数ヶ月で実現するかもしれません。メーカーの正式な発表が待ち遠しいですね。

高断熱・高気密のSHS工法の普及でカーボンニュートラル社会実現へ

2022.03.28

テレビのニュースや新聞の記事でも良く見かける「カーボンニュートラル」という言葉。その割に、「自分たちの生活とはあまり関係ないのでは?」と身近に感じられないかもしれません。

カーボンニュートラルの実現イメージ

カーボンニュートラル=温暖化ガスの排出を実質ゼロにする、というのは国際公約で、約30年後の2050年に実現しなければなりません。

 

8年後の2030年度には温暖化ガスの排出を3分の1に抑える必要がある

日本は、2030年に家庭から出る温暖化ガスの排出を2013年と比べて約3分の1に減らすという中間目標も立てています。

 

ゼロエネルギー住宅のイメージ

 

温暖化ガスを3分の2も削減するというのはかなり大きな数値です。実現するためには、新築住宅でのエネルギー消費を3割程度減らす必要があると国は試算しており、その上で太陽光発電を新築住宅の6割に装備する必要があるとみています。これから建てる家は、このカーボンニュートラル実現のためにかなり高性能な住宅が求められます。さらに、住宅のリフォームでもなるべく温暖化ガスの排出が減らせるよう、補助金などをいろいろ設けて取り組みを促すと考えられています。

 

国はZEH化を今後進める方針

こうした方針を受けて、独立行政法人住宅金融支援機構では長期固定金利住宅ローン【フラット35】Sの省エネルギー性要件を強化します(2022年3月9日のブログご参照)。【フラット35】S(ZEH)を創設してZEHが最も金利優遇が受けられるようにします。また、【フラット35】S(金利Aプラン)の融資要件を強化し、断熱等級5かつ一次エネ等級6が必須となるなど、より高性能な住宅でないと【フラット35】の融資が受けられなくなります。

来年4月からは、【フラット35】の融資を受けるためには省エネ基準のクリアが必須となります。2025年度までに新築住宅に省エネ基準が義務化されることを先取りした形です。

 

断熱等級やエネルギー等級の新設(国土交通省の資料より)

国の住宅性能表示制度も、今年4月から断熱等級5が創設され、10月からは等級6と等級7が追加される予定です。等級7は現在の省エネ基準の2.3倍もの断熱性能が必要となるため、現在は道内の新築戸建住宅でもごくわずかな数しか建てられていません。今後は国が高性能住宅として認定することになるので、こういった高性能住宅が増えていくと思われます。

 

北海道SHS会会員が建てたUA値0.167Wの住宅

SHS工法は、こうした等級7の住宅でも対応可能です。既に会員工務店ではUA値0.167Wと等級7を大幅に上回る高性能住宅を建てている会社もあります。

 

こうした地球環境にやさしい高性能住宅は、冬暖かく夏涼しい快適な家です。暖房費も安くなるため、住む人にとっても大きなメリットがあります。今後は、断熱等級6の家を目指した家づくりが進むと考えています。北海道SHS会でも、会員向けにノウハウを提供するなど、国の政策に協力し、地球環境にやさしい家づくりを押し進めていきます。

フラット35が春から変わります

2022.03.09

2022年度のフラット35

 

住宅ローンで全期間固定金利の住宅金融支援機構「フラット35」を検討されている方も多いと思います。道内では北洋銀行、北海道銀行、各種信金などで取扱があり、「アルヒ」「日本モーゲージバンク」など、住宅ローン専用の金融機関では特に力を入れています。

「フラット35」は、高性能住宅に対して金利を安くするサービスを行っています。【フラット35】Sと呼ばれるローン商品で、高断熱、バリアフリー、高耐久などの要件を満たすと一定期間金利が安くなります。また、【フラット35】地域連携型では、子育て支援や中心市街地の活性化など、地方自治体の活性化に役立つ住宅補助制度を行っている自治体と連携協定を結び、その住宅補助制度を利用して【フラット35】を利用する人に対して一定期間金利を安くしています。

この「フラット35」が4月から制度変更を行う予定です。
※実施には国の承認が必要なため、以下の内容は、国会での2022年度予算案の議決が前提となります。

 

維持保全型の概要

 

4月から新たに【フラット35】維持保全型が加わります。既存住宅市場の活性化を目的に、維持管理や維持保全を行う住宅の取得に対しフラット35 の金利を優遇します。主に中古住宅を買う人が対象となりますが、長期優良住宅で新築する人も対象になります。

地域連携型の一部で金利引き下げ期間が延長されます

 

また、【フラット35】地域連携型では、子育て支援タイプに限り、金利引き下げ期間を当初5年間から10年間に延長します。

フラット35「S」「維持保全型」「地域連携型」の3タイプのうち、2タイプ以上の要件に当てはまれば、金利引き下げを重複して受けることができます。

金利引き下げ幅が4通りになりますが、計算が複雑そうですね・・・

 

さらに今年10月からは、この3タイプを併用する場合、金利引き下げ幅の計算を簡略化するための「ポイント制」が導入されます。

カーボンニュートラル実現に向けてZEHを最優遇する方針です

 

また、【フラット35】Sの省エネルギー性要件を強化します。国がカーボンニュートラル政策を進めることと関連して、【フラット35】S(ZEH)を創設。また、【フラット35】S(金利Aプラン)の融資要件を強化し、断熱等級5かつ一次エネ等級6が必須となるなど、より高性能な住宅が求められるようになります。

来年4月からは、【フラット35】の融資を受けるためには省エネ基準のクリアが必須となります。2025年度までに新築住宅に省エネ基準が義務化されることを先取りした形です。

詳しくは、フラット35ホームページをご参照ください。

https://www.flat35.com/topics/topics_20220218.html

2月11日~13日 スキップフロアの平屋住宅完成見学会 千歳市 生杉建設

2022.02.07

【日 時】2月11日(祝)~13日(日) 10時~17時

【場 所】千歳市富士2丁目7番4号

詳しい場所は、上記QRコードからご確認ください

2月11日から13日までの3連休に、連日午前10時から午後5時まで住宅の完成見学会を開催します。

平屋住宅ですが、スキップフロアとすることで、土地の奥行が深いために採光が取りづらい弱点を解消し、建物の奥まで太陽の光が届きます。

また、床下収納を広く取り、各部屋にも十分な収納を配置して片づけ上手な家に仕上がりました。

皆様のご来場を心よりお待ちしております。

※時間外のご来場希望の方はお問い合わせ下さい

※ウィルス感染防止の為、消毒の徹底を行っておりますが、
当日体調の悪い方はお断りする場合がございますのでご了承下さい。
※建物細部は予告なく変更になる場合がございます。

 

2月11日~13日 SHS工法の家完成見学会 帯広市 土田工務店

2022.02.07

完成予想パース

【日 時】2月11日(祝)~13日(日) 10時~17時

【場 所】帯広市昭和町東5線127番1の内

建て主様のご厚意により、完成したSHS工法の家をご見学できます!

郊外型の2世帯平屋住宅をゆっくりとご覧ください。

前日までにご予約されるとゆっくりご覧いただけます。また、ご予約の際にアンケートにお答えいただいた方に、お米券2㎏プレゼントさせていただきます(1世帯1回限り)。

上記QRコードからご予約をお願いいたします。

※電話やメールでの受付も行っております。
TEL:0155-49-3522(平日9-17時)
E-mail:tuchida3@f1.octv.ne.jp

 

なるほど!  聞いて、見学してわかるSHS工法の秘密!               ~~~ SHS工法の家 ~~~

 SHS住宅(スタイロ・ハウス・システム住宅)は、外断熱工法で作られる高断熱・高気密住宅です。家を外から包むように、高性能の断熱材である。スタイロフォームで家を外側から丸ごとくるみます。

 断熱材にくるまれた家は長持ちし、家の中は外からの寒さや暑さの影響を受けにくいので、快適な環境がつくれます。

※ご家庭での体温を測定し、平熱をご確認後ご来場願います。
※飛沫感染防止の為、各自マスクの準備・着用願います。
※アルコール消毒液、使い捨て手袋を用意しお待ちしております。

 

 

SHS工法説明の動画を公開しました

2022.01.28

以前、こちらのブログでご紹介していたSHS工法の動画ですが、昨年暮れにようやく完成し、公開しました。

 

動画では、SHS工法の家に住んでいるお客さま2家族にインタビューし、SHS工法で建てた家の住み心地や、今までの家との違いなど、率直なご感想をお話いただいています。

そして、SHS工法で家を建てる過程もわかりやすくご紹介しています。

まずは基礎工事。

続いて、クレーンで構造材を吊り上げて建てているところ、さらに断熱材のスタイロフォームを丁寧に施工しているところなど、ふだんあまり見ることのできない家を作る過程もわかります。

 

SHS工法で建てたお客さまへのインタビューでは、

以前住んでいた家はあちこちが寒くて暖房費はすごかったというお話でしたが、

SHS工法で建てた家は、家じゅうどこも暖かくて暖房費もかからないとお話いただきました。

全部で5分ほどの動画ですが、SHS工法の魅力がコンパクトにまとまった内容になっています。みなさんもぜひ一度ご覧ください!

「外張り断熱のSHS工法が優れているその理由を現場検証!」