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SHS工法のPR動画を制作中です

2021.07.28活動報告

北海道SHS会では、今年度の事業計画の1つとして、SHS工法の概要と魅力をわかりやすく説明する動画を制作することになりました。これまでホームページ上でSHS工法について文章と図版でご説明していましたが、実際の建築中の現場を取材し、住んでいるお施主様のインタビューをして動画としてまとめることで、SHS工法の魅力を体感できる内容にしたいと考えています。

スタイロフォームATを使った基礎工事現場

6月には、会員工務店の協力を得て基礎工事現場を撮影。防蟻基礎断熱材・スタイロフォームATを採用した現場でした。

4tトラックいっぱいに収まったスタイロフォーム

今月7月は、実際にSHS工法で建てている別の会員工務店の工事現場を取材しました。4tトラックいっぱいにおさまった断熱材・スタイロフォームや、屋根一面に並んだスタイロフォームの断熱施工、壁まわりの断熱施工などを動画として撮影しました。

外壁でスタイロフォームを施工中。熟練した大工が釘を丁寧に打っていく

大型クレーンで柱や梁材を持ち上げ、2階床部分に運びこむ

車の往来が比較的多い道路に面した現場でしたが、時間帯を見計らって一時的に道路を通行止めにし、大型クレーンで2階部分の柱や梁を吊り上げ、運ぶ様子は迫力満点でした。クレーン車がまわりの電線などに最新の注意を払い、細かに位置決めをしながら操作をする様子は、大人が見ても「カッコイイ」と思いました。

現場では貴重なお話も聞けました。
真夏の暑い時期の工事ですが、スタイロフォームを施工した後は、「中の方が涼しい」と職人さんが工事中の建物の中で休憩するそうです。断熱性能の高いスタイロフォームだから、夏の暑さを遮って快適になるんですね。

また、入社して40年になるベテラン大工のスゴ技も。施工が上手だと、スタイロフォームの端材も少なくなり、無駄なく材料を使えるそうです。

動画制作は今回の撮影で終わりではありません。
お盆明けからは、SHS工法で施工された住宅に実際に住んでいるお施主様のインタビューも行い、住み心地についてまとめる予定です。
どんなお話が聞けるのか、今からワクワクしています。

動画が完成するのは11~12月の予定です。
みなさん、楽しみに待っていて下さい!

シロアリより黒アリが困る!?

2021.07.12暮らし方 お知らせ

害はないのに嫌われる黒アリ

なぜか嫌われ者の黒アリ

北海道にシロアリがいる話は以前に書きましたが、北海道で頭を悩ませるアリは、シロアリよりもトビイロケアリと呼ばれる、どこにでもいる黒アリが多いです。だいたい6月から8月にかけて行動が活発になり、室内に侵入してくることも多くなります。

室内に出てくる黒アリの退治は、そう難しくなく、ホームセンターや薬局などで販売されている家庭用殺虫剤を使えばOK。巣ごと駆除するなら、アリの巣専用の殺虫剤もあります。基礎断熱材に巣を作る例もありますが、専門家によれば、断熱性能が低下するまでの被害には至らないそうです。

ただ、問題は住宅に対する被害ではありません。黒アリは、人に対する害も特にありません。ただ、住まい手にしてみれば、どこから何匹くらい室内に入ってきているのか、かまれたりはしないか、食べ物にたかったりしないかなど、小さな虫=黒アリに対する嫌悪感から大きな不安につながりかねません。

特に問題なのは、新築したばかりの高気密を売りにする高性能住宅。気密性が高い住宅なのに黒アリが入ってくることに納得できないユーザーがいます。「ホントに高気密なの?」と思う人もいます。

高気密住宅でもドアの開閉などをきっかけに室内に侵入する場合があります。高気密住宅と言えども隙間はゼロというわけではなく、小さいアリや虫が侵入する可能性はあります。

 

駆除方法は難しくない

解決策としては、殺虫剤による駆除や、侵入する原因・経路の特定などに加え、1.床下空間などにアリが侵入していないか、定期的に点検を実施してもらう 2.専門業者による駆除―などの対応を住宅会社に求めるのも手です。

黒アリが侵入しやすい経路

札幌や旭川などで施工している基礎工事業者の話では、黒アリの侵入経路として、1.布基礎と防湿コンクリート(捨てコン)との取り合い部分 2.基礎天端と土台の間―の2箇所が多いと言います。建物に対策を施すとしたら、まずこれらの部分を密閉することが必要になるそうです。

黒アリの侵入経路をコーキング(コンクリートの隅の白くはみ出たもの)で塞いだ住宅

布基礎と防湿コンクリートとの取り合いについては、コーキングで密閉する方法があります。黒アリ以外にも、わらじ虫など不快害虫全般の侵入防止を考えて対策した工務店があり、対策後は虫の侵入が少なくなっているそうです。

最初から対策を行っておけば、万が一、どこからか虫が侵入した時にも、「ここまで対策して出てくるのであれば」とユーザーも納得できますね。

黒アリやワラジムシなど不快害虫の侵入対策は、基礎工事業者や害虫駆除業者にも意見を聞きながら、侵入する可能性がある箇所を1つ1つ潰していくしかないようです。

対策に悩んだ際には専門家に相談することがおすすめ。(株)青山プリザーブ:問い合わせTEL 011-882-1722(札幌市清田区平岡3条3丁目1-5)。