★新型コロナウィルスの影響★住設建材の納期遅延など
2020.03.24お知らせ【何らかの対策が必要】
道内をはじめ全国で新型コロナウィルスの感染者が増えています。経済活動にさまざまな面で支障が出ていますが、住宅業界でもその影響が避けられなくなってきています。中国で生産されている住設建材の納品遅延や受注停止を表明するメーカーが相次いでいるほか、完成見学会にも影を落としつつあります。
「家を建てたい」というお客様も「落ち着くのを待ってから」と考えるようになり、慎重になっています。さらに「社内や現場で何らかの対策が必要」という住宅会社も多数出てきています。
【キッチンやトイレの納期が不安定に】
新型コロナウィルスの感染拡大が深刻な中国では、工場の稼働停止や物流の混乱などによって工業製品等の生産・供給が滞っている状況です。国内の住設建材も中国で生産している製品や部品が調達できず、2月中旬位から納期遅延や新規受注停止を住宅会社に通達したり、ホームページで発表するメーカーが相次いでいます。
特に影響が大きいのが、システムキッチンやトイレ、洗面化粧台、ユニットバスなどの水回り設備です。一番困るのは、住宅建材の納期遅延・受注停止。
深刻なのは、キッチンやトイレが付けられないために、建て主さんが暮らすことができないことです。トイレは、昔ながらのお尻洗浄機能が付いていない製品をとりあえず据え付け、「お尻洗浄機能の付いた製品が納品されれば無料で取り替える」という対応をしている住宅会社もあります。
【納期は徐々に正常化へ!?】
大手メーカーの中には、「4月上旬には生産・納期をほぼ正常に戻す」と方針を決めたところも出ています。このように、今後は徐々に状況が改善されると予想されますが、ヨーロッパやアメリカで感染者が急拡大していることもあり、先行きは予想できません。最新の状況については、住宅会社に問い合わせことをお勧めします。