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北海道SHS会第30回全道大会で太陽光発電のイロハを勉強しました

2023.10.19活動報告 お知らせ

現場見学の会場で記念撮影しました

北海道SHS会は9月21日、札幌市内で第30回全道大会を開催しました。全道から会員ら約40名が集まり、低炭素時代の家づくりを現場見学や座学研修で学びました。

 

高性能SHS住宅はエアコン1台で冷暖房!

これから現場を見学します

当日は、まず札幌市北区で建築中の住宅現場を見学しました。会員の久末弘信建設(株)さんの現場です。断熱性能は外張り断熱のSHS工法に充填断熱を併用して断熱等級6をクリアし、空調はエアコン1台で全館空調するYUCACOシステムを採用。これまで数棟施工していて冬もエアコン1台で大丈夫とのこと。会員からは、YUCACOシステムの仕組みや施工などの質問が活発にありました。

工事途中なので、玄関付近は外張り断熱材のスタイロエースIIが見えています。

 

会員は1階も2階も見て回り、久末弘信建設の担当者から説明を聞いていました

 

省エネ政策、太陽光発電、SNSの活用など、勉強すること盛りだくさん!

その後、札幌市内のホテルに移動して全道大会を始めました。首藤会長が「木造住宅の着工数は物価の上昇とともに減少しており、われわれ工務店は生き残りのためにさらなる差別化が必要だ。そこで今回は、SHS工法の特徴を伝える動画配信の活用や、改正省エネ法の動向とエネルギー高騰時代に家計を守る太陽光発電といったテーマについて勉強する」とあいさつしました。

首藤会長のあいさつ

続いて、令和5年度の活動経過報告が事務局から行われた後、(株)北海道住宅新聞社が北海道SHS会の家づくりをPRする動画配信の活用方法について提案を行いました。インスタグラムは個人がすき間時間でひまつぶしに視聴することが多く、ユーチューブは大型テレビのリモコン1つで視聴できることから家族全員で見ることができる、といった配信先の特徴を詳しく説明。配信先の特徴に合わせて戦略を立てて動画を作成することが必要だとしました。

また、会員研修としてSHS工法で使われる断熱材「スタイロエースII」「スタイロフォームFG」などを開発・製造するデュポン・スタイロ(株)技術・開発本部の森本恵一氏が改正省エネ法の動向について講演。2025年の省エネ基準適合義務化に続いて、2030年頃には誘導基準(断熱等級5など)が義務化になる見通しだと説明しました。既にSHS会員が建てる住宅は、既に等級5への対応もできていますので、心配はありません。

 

太陽光発電について講演する大越氏

休憩をはさんで、PVソーラーハウス協会の大越正人室長が「太陽光発電のすすめ」と題して講演。「自然災害による停電や電力供給のひっ迫リスクなどから、家づくりの提案にも変化が求められている。電気、ガス、灯油などエネルギー価格の高騰に対しては、SHS工法のような高断熱・高気密によるエネルギー負荷の小さな住宅にした上でヒートポンプなど高効率設備の導入が必要。さらに今後不透明なエネルギー価格の動向に左右されないために、太陽光発電と蓄電池の提案も求められる」としたうえで、太陽光発電の歴史やメリット、停電対応、活用方法、選び方などをわかりやすく説明しました。

北海道は、全国の中でも太陽光発電が普及していない地域でしたが、電気代の高騰や大地震での停電などから、関心を持つ人が増えています。SHS会でも、そうしたお客さまに対して適切なご提案ができるよう、こうした研修を行っています。